自宅のルータをAT-AR2050Vに入れ替えた & 回線をv6プラス化した

自宅マンションで光配線方式のフレッツが使えるようになったので、これを機にルータの入れ替えとv6プラス(IPv6 IPoE)化を実施したメモ。 結論から言うと、IPv4 PPPoE時代に発生していた夜間帯の輻輳が解消され、かなり快適になった。

構成変更前の環境

現住居に引っ越した時点ではフレッツのVDSL方式しか選択肢が無かったため、一旦考えるのをやめて最低限インターネットに接続できる環境だけを構築して使っていた。

ひかり電話契約は無し。VDSLモデムの下にルータが居て、そこでIPv4 PPPoEを終端するだけの単純な構成。

構成変更後の構成

回線が光配線方式に。また、Biglobe経由でJPNEのv6プラスも適用。

AT-AR2050Vなのは昨年末までキャンペーンで3万円弱で買えたため。昨年末、似たような価格でJuniper SRX300がeBayで大量に出回っていて気になったものの見送り。

v6プラスの効果

今回の構成変更で一番効果が有ったのは、v6プラス化したことにより夜間帯の輻輳が解消されたこと。

特にDNS名前解決が速くなったのが体感速度向上に貢献しているように思う。帯域幅に関してはそれほど気にしていないが、試しに ftp.kddilabs.jp から適当なisoイメージをダウンロードすると400Mbps弱出ている。

ネットワーク構成

それほど複雑なことはしていない。HGW (PR-500MI) - ルータ (AT-AR2050V) - L2 (GS908M) というシンプルな構成。 AR2050Vでrouted VLAN interfaceを2個作成し、それぞれを日常生活用と各種実験用として使っている。VLANはGS908Mまでtag VLANで運び、そこでポート毎に解いている。

IPv4インターネット接続に関しはHGWでNAT(MAP-E)されて出ていく。AR2050Vの下に居るサブネット宛のstatic routeをHGWに設定する必要があるので注意。 IPv6インターネット接続に関しては、HGWからAR2050VにDHCPv6-PDで/60が振ってくるので、これをクライアントに振っている。

IPv6まわりに関しての設定例がアライドテレシスのサイトにあるので、それほど苦労せずに設定できた。

AT-AR2050V/AT-AR3050S/AT-AR4050S コマンドリファレンス 5.4.7: 設定例集#44: フレッツ 光ネクスト IPv6インターネット接続(IPv6 IPoE、DHCPv6 PD方式)

機器周辺はこんな感じ。横向きなのがHGWで、隙間に居るのはDNSフルリゾルバ兼DHCPサーバのRaspberry Pi. 上の段に居るのは各種実験用に使っているQuanta LB6M. 無線LANはHGW内蔵APは使用せず、Aterm WG1200HPをブリッジモードで使用。

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